2TB以上のハードディスクを扱うには新しめのマザーボードが必要
Linuxでは 従来のfdiskでなく partedというツールを使ってパーティション設定する
とあったので partedをインストールしてみたがうまくいかない
# cat /proc/partitions
major minor #blocks name
8 0 244198584 sda
8 1 10485688 sda1
8 2 233712864 sda2
8 16 1953514584 sdb
8 17 1953512001 sdb1
8 48 2930266584 sdd
8 49 2147483647 sdd1
#
# cat /proc/partitions major minor #blocks name 8 0 244198584 sda 8 1 10485688 sda1 8 2 233712864 sda2 8 16 1953514584 sdb 8 17 1953512001 sdb1 8 48 2930266584 sdd 8 49 2147483647 sdd1 #
3TB HDDを partedでフォーマットしても
USBを挿し直すと sdd1が 2TBサイズと認識されてしまいます
2TB超過のHDDを扱うには parted以前にも必要な条件があります
CPU | AMD PhenomII X4 905e (2.5GHz 4コア) |
---|---|
マザーボード | GA-880GM-USB3 (AMD880G+SB710) |
メモリ | 16GB |
HDD | WD30EZRX WD社製 Green 3TB (SATA 6Gbps) センチュリー 裸族のお立ち台USB3.0 によるUSB接続 |
OS | Gentoo-1.12.14 Linux-3.10.1 x86_64 UTF-8 |
コンパイラ | gcc-4.5.2 |
Cライブラリ | glibc-2.13 |
3TB以上の HDDを扱うには従来のMBR形式でなく
GPT形式でパーティション情報を扱う必要があります
下記が必要な条件です
- その1 : UEFI対応マザーボード
- GPT形式の内蔵ディスクから OSをブートするために必要
- その2 : OSの対応
- Windowsなら 64bit Vista以降が必要 Linuxならカーネルの設定が必要(下記参照)
- その3 : GPTフォーマットツール
- Linuxなら partedが必要
Linuxのカーネルに必要な設定は GUID Partition Supportです
USBディスクを挿し直すと パーティション情報が壊れていたのは
この設定が抜けていたためです
GPTが有効になった カーネルでは問題なく partedの設定も反映されました
# parted /dev/sdd GNU Parted 3.1 /dev/sdd を使用 GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。 (parted) rm 1 (parted) unit s (parted) mkpart パーティションの名前? []? ext3 ファイルシステムの種類? [ext2]? ext3 開始? 2048s 終了? 5860533101s (parted) print モデル: USB 3.0 LucidPort USB300 (scsi) ディスク /dev/sdd: 5860533168s セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B パーティションテーブル: gpt ディスクフラグ: 番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ 1 2048s 5860533101s 5860531054s ext3 ext3 (parted) quit 通知: 必要であれば /etc/fstab を更新するのを忘れないようにしてください。 #
USB HDDを挿し直してもパーティションサイズは正しく認識されます
# cat /proc/partitions major minor #blocks name 8 0 244198584 sda 8 1 10485688 sda1 8 2 233712864 sda2 8 16 1953514584 sdb 8 17 1953512001 sdb1 8 48 2930266584 sdd 8 49 2930265527 sdd1 #